コレクション(販売)

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油滴天目茶碗(建盞)

正面

九間堂篆書印
油滴天目茶碗(建盞)

口縁1

九間堂篆書印
油滴天目茶碗(建盞)

口縁2

九間堂篆書印
油滴天目茶碗(建盞)

内面1

九間堂篆書印
 
油滴天目茶碗(建盞)

内面2

九間堂篆書印
油滴天目茶碗(建盞)

内面3

九間堂篆書印
油滴天目茶碗(建盞)

裏面1

九間堂篆書印
  油滴天目茶碗(建盞)

裏面2

九間堂篆書印
油滴天目茶碗(建盞)
油滴天目茶碗(建盞)
油滴天目茶碗(建盞)
油滴天目茶碗(建盞)
油滴天目茶碗(建盞)
油滴天目茶碗(建盞)
油滴天目茶碗(建盞)
油滴天目茶碗(建盞)
  • 品名     油滴天目茶碗(建盞)
  • 品番     S0001
  • 産地・時代  中国建窯(現・同国福建省) 宋時代(12-13世紀)
  • 寸法・重量  高さ7.2cm 口径12.7cm 高台径4.1cm 重量333.7g
  • 価格     応相談
  • 亭主論説     
    幽玄な黒釉から発せられた暮れゆく夜空のような藍色。そう観ると、油滴ゆてきいにしえの唐土を覆う満天の星空か。

    まさに、建盞けんさんの王道的装い。

    銀の覆輪ふくりん 注1が施された口縁は絞り込まれ、やや反り返る。そして、そこからゆるりと孤を描いて、高台へと収斂してゆく。
    その表面には、粘っこく、厚い黒釉がバランス良く器胎にかかる。次いで、その先に現れる見事な土見せ。

    力強く削り出された高台の手触りも荒々しく、反面、その釉膚は滑らかで、触れると絹の如く、さらりと逃げゆく。

    これぞ、達者の成せる技といえようか。

    その、非凡な眼や技巧、そして時間と温度の絶妙な制御が、これらの味わいを生み出す。

    典型的な天目の姿・おもむきを持つ建盞であり、優れた作品といえよう。


    注1建窯は口縁を上にして焼成するため、口縁に釉薬が留まりにくく、口当たりがザラついてしまう。そのため、美観向上と補強を兼ね、金や銀などで口縁を覆う、高度かつ高価な装飾技巧「覆輪」が流行した。

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