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鈞窯澱青釉紫斑皿

上面

九間堂篆書印
鈞窯澱青釉紫斑皿

上面2

九間堂篆書印
鈞窯澱青釉紫斑皿

裏面

九間堂篆書印
鈞窯澱青釉紫斑皿

裏面横1

九間堂篆書印
 
鈞窯澱青釉紫斑皿

裏面横2

九間堂篆書印
鈞窯澱青釉紫斑皿

裏面拡大

九間堂篆書印
鈞窯澱青釉紫斑皿

裏面釉調

九間堂篆書印
  鈞窯澱青釉紫斑皿

高台漆継

九間堂篆書印
鈞窯澱青釉紫斑皿
鈞窯澱青釉紫斑皿
鈞窯澱青釉紫斑皿
鈞窯澱青釉紫斑皿
鈞窯澱青釉紫斑皿
鈞窯澱青釉紫斑皿
鈞窯澱青釉紫斑皿
鈞窯澱青釉紫斑皿
  • 品名     鈞窯澱青釉紫斑皿きんようでんせいゆうしはんざら
  • 品番     S0003
  • 産地・時代  中国鈞州(現・同国河南省禹州) 金~元時代(12-14世紀)
  • 寸法・重量  高さ3cm 口径19cm 高台径7.7cm (全て凡そ)
  • 付属品    鬱金古布の包み布と桐箱付
  • 備考・特記  高台に本金蒔絵仕上げの漆継補修あり
  • 価格     完売 (令和5(2023)年の国内著名クリスマス・オークションにて。お買い上げ有難うございます)
  • 亭主論説     
    本作は、中国の統一王朝・宋朝が、周辺民族の所謂「征服王朝」に蚕食さんしょくされ、やがて蒙古帝国(後の元朝)に併呑されるという動乱期に作られた。

    しかし、宋代から続く、鈞窯きんように特徴的な「澱青釉でんせいゆう(天青釉・月白釉)」と「紫斑釉しはんゆう(紫紅釉)」による、山紫水明または山紫天青を想わせる、静謐せいひつかつあでやかな姿は変わらない。

    そうした、兵革に動じず淡々と作風を伝えた職人の妙技には、武力で圧倒されたが、文化の優越・不滅を誇示する、漢民族の矜持きょうじが込められているとも言えまいか。

    一方、高台に目を向けると、その欠け傷が、遥か時空を超えた日本にて、洒脱な富嶽形の漆継うるしつぎつくろわれているのが窺える。本金による巻雲や波涛文が描かれたそれは、「数寄すき」という、これまた歴史と矜持ある文化を、その名陶に加えたのではなかろうか。

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